アレルギーと免疫の関係

アレルギー症状を引き起こすのは、免疫の過剰反応によるものだということがいわれています。免疫には記憶能力があり、おたふく風邪や風疹などの病気に一度かかると、免疫がそのことを覚えていて抗体を作り、二度とかからないようにするのです。抗原(ウイルスや細菌の情報)を免疫が覚え、同じ抗原が入ってきたときには攻撃して追い出してしまうのです。これも実は同じ理由なのです。

移植によって入ってきた他人の臓器や細胞を、異物だと認識して拒絶反応を起こしてしまうのです。この免疫力が高いと病気になりにくく、免疫力が弱くなると風邪などひきやすくなり、病気にかかりやすくなります。では、免疫とはいったいどんなものなのでしょう。また母乳にはIgAという抗体や様々に病原菌やウイルスから守ってくれる抗体が多く含まれているのです。

免疫は体内に自分とは違う物質が入ってきたときに、それを異物だと認識する仕組みのことを言います。そのため母乳で育った赤ちゃんは病気になりにくく、またアレルギーにもなりにくいといわれています。しかし赤痢菌やコレラ菌などのように一定期間経つと記憶が亡くなってしまう抗原もあり、再びかかってしまうこともあるのです。花粉症や食物アレルギー・アトピーなども、免疫によってアレルゲンとみなされたものに対する防御行動なのです。

ところで、産まれたばかりの赤ちゃんが病気になりにくいわけをご存知ですか?母乳だけで育った赤ちゃんは、人工乳で育った赤ちゃんに比べて強いといいます。これが産まれたばかりの赤ちゃんを病気から守っているのです。赤ちゃんはお母さんの体内にいるときに、胎盤を通して、お母さんが持っている抗体(ウイルスや病原菌から体を守る物質)のなかのIgGを受け取っています。しかし、この免疫にも難点があり、臓器移植や骨髄移植のときには厄介なことにもなるのです。